一番怖いこと
昨年の震災時には、偶々、海外出張中で家族のために何もして上げられませんでした。
電車が止まって、電車で20分の学校に居る子供たちを回収するのに半日以上掛かった話を嫁さんから聞きまして申し訳ない気持ちで一杯になりました。
あれから、もうすぐ1年経ちますなぁー
現地では仕事もないのでパチンコが大流行だそうで、更なる生活保護費負担増が心配されます。
山本太郎氏を筆頭に、即時全原発停止教の布教活動が行われていますが、原発の代替案なしに全面停止を唱えるのは無責任極まりない。
(あの極端なドイツでさえ、10年後の原発廃止です。)
私だって原発反対ですが、10~20年後と言う条件付きですわな。
電力は火力発電で全量補える!と簡単に鳥頭教は唱えるわけです。
確かに、発電量自体は何とかなりそうな気もしないでも無いです。(家庭でもデマンド管理が必要でしょうが)(CO2問題はどこに消えたのだ?)
が、火力発電に変えれば原油輸入量が増えることは確実で、貿易赤字連発>円安>原油高>猛烈なインフレーションで燃え尽きる日本。
と言う構図は3分考えたらわかる訳で、今一番怖いことは何ですか?と問われれば、放射能では無く「生活が出来なくなる大半の日本人」では無いのでしょうか?
職が無くなり、資産が無くなり、自尊心も失われてしまえば、本当にアルゼンチン・タンゴを踊る日が来るやもしれません。
私も、古い(30年選手)原発の再稼働は止めておいた方が良いと思います。(建屋も中性子で脆くなっている筈。)
しかしながら、新しい原発はベース電力として一日も早く再稼働させ、安い電気を大量に供給して欲しいと思いますね。
又、ソーラー発電等を推進しようと宣う「禿phone」には全く賛同できません。
ソーラー発電に使うパネルですが、ソーラーパネルが寿命までに発電できる電力量<ソーラーパネルを作るのに必要な電力量。
が、現実なんです。 要は、余った夜間電力(原子力発電)でソーラーパネルも作らないと算盤が合わないのですよ。
50年掛けて作ってきた給電システムですから、一朝一夕に変更はできない。
できるだけ早めに脱原発はしなければならないが、明日からすべき事柄ではない。
我々は、BESTでは無く、BETTERを選ばなければならない。
先の生活を考え、BETTERを選択できる大人な社会を考えていきましょう。